成果を得るには休息も必要

仕事の成果を高めるためには、いくつかの注意点を知っておく必要があります。例えば、ライターが1日の中で睡眠時間と食事時間以外を全て費やせば、その分記事を書けるかというとそうではありません。脳が疲労し創造性を失い、パフォーマンスが低下してしまうのです。しかも厄介なことにその疲れは翌日に持ち越され、さらにパフォーマンスが落ちる可能性があります。結果的に、適切な時間をかけて取り組むよりも成果が少なくなってしまうのです。

1日の中で仕事に費やすことができる最大量は、実際のところ多くのないのが現状といえるでしょう。自分でその時間を探して、その中でやるべきことをどのように振り分けるのかを決めることが大切です。また、時間がもったいないと思う人は、待ち時間などは無駄だと考えていることもあるでしょう。休息などの何もしない時間は決して無駄ではなく、むしろ何か新しい発想を得たりアイデアが浮かんだりする可能性を秘めています。普段色んなインプットをしておいて、その後頭の中で熟成しておけば、何もしていない時間にアウトプットに繋がるのです。

このように、自分の心身の繋がりをきちんと理解して働き方を考えることで、最高のパフォーマンスを出すことができます。闇雲に時間を費やせば、それに応じた成果を生み出せるわけではないのです。そのためには、まず普段の仕事の記録を取って、どのくらいの時間をかけるとどの程度の結果を出せるのかを分析することも大切となります。